第5期会長 矢島 彰
2026年4月1日、日本学習支援学会(Japan Association for Student Success/以下、JASS)が誕生しました。本学会は、日本リメディアル教育学会(Japan Association forDevelopmental Education/JADE)が、さらなる発展を目指して名称を変更したものです。
「学習支援」および「student success」は、ともに谷川裕稔前会長の時代から本学会の活動を支える重要なキーワードでした。これらの理念をより明確に示す学会名称への変更を求める機運が高まり、設立20年という節目を機にこれまでの学会活動を振り返るとともに、今後の方向性について検討を重ねた結果、日本学習支援学会(JASS)として新たな一歩を踏み出すこととなりました。
本学会では、「リメディアル教育=学習・学修支援」という考え方のもと、すべての学生のstudent successを目指した学習支援の取り組み、ならびにそれに携わる教職員を支える活動に関する研究を対象としています。Student successとは、狭義には卒業や進路決定を指しますが、広義には、その目標に至るまでの過程で積み重ねられるさまざまな成功も含まれます。学生が学びを継続し、自らの可能性を広げていくためには、多様な支援の取り組みが必要です。本学会は、student successの実現に資する学習・学修支援のあり方を研究し、その知見と実践を広く共有・発信することを通じて、より多くの学習者が成功を実現できる社会の実現に寄与することを目指しています。
そのために、本学会では、学会誌の刊行、全国大会や支部大会の開催、授業実践フォーラムの実施などを通じて、研究成果や実践知を共有・発信する場を提供しています。高等教育および中等教育に携わる教職員・関係者の皆様には、ぜひ本学会にご入会いただき、ともにstudent successを目指す学習支援の発展にご参画くださいますよう期待しております。
最後に、理事会、支部・専門部会・諸委員会の委員ならびに会員の皆様のこれまでの献身的な活動に深く感謝申し上げます。今後とも、建設的なご意見・ご提言を賜りますようお願い申し上げます。